自然現象ですから誰恨むわけにもいきませんが、花粉症の症状が出ているときに黄砂が飛ぶと、明らかにくしゃみ鼻水がブーストされるのが分かります。まだ今月内は続く・・・・。
黄砂は中国内陸部やモンゴルの砂漠地帯、特にタクラマカン砂漠やゴビ砂漠から強風で大気中に舞い上がった砂塵のことで、偏西風に乗り朝鮮半島や日本、北米にまで運ばれます。黄砂の主成分はシリカ(二酸化ケイ素)やアルミなどで、これに排気成分やカビ、細菌が付着して日本まで飛んできます。
黄砂の健康被害
次に、黄砂はどのような症状を引き起こすのでしょう?
黄砂の大きさは、発生時は直径が70~80μmですが、日本に飛んでくるものは3~4μmです。これはスギ花粉(30μm)より小さく、そのため肺の奥にまで入り込みます。しかも黄砂の表面はガタガタしていて、スギ花粉症や喘息を悪化させたり、黄砂自体がアレルギー症状や呼吸器障害を引き起こしたりします。ちなみにスギ花粉は喘息や咳を引き起こすことはほとんどありません。従って、特に、花粉症や喘息のある人は黄砂に十分注意が必要です。
黄砂の洗車
黄砂は花粉と同じく黄色い色をしていますが、花粉より小さくさわるとザラッとしています。それは黄砂の中にシリカなど、硬い鉱物が含まれているからです。雨が降ると黄砂は固まり、放っておくとボディにシミを作ってしまいます。
普通に洗うとボディが細かいキズになります。最良の方法は、コイン洗車の高圧洗浄器です。でなければ極力強い水流で黄砂を吹き飛ばしてから洗車をしましょう。
月別黄砂観測日数
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